京都検定講習会レポート

京を旅する

京いろいろ


龍吟庵(りょうぎんあん) ~東山七条エリア~


・東福寺塔頭


京都市東山区本町15丁目
HP http://www.tofukuji.jp/


<<memo>>
・方丈(国宝)は現存する最古の客殿遺構




2008年3月参拝

東福寺涅槃図公開を見に行った日、
特別公開されてた塔頭の 
龍吟庵 に立ち寄りました



東福寺境内の東端にある 龍吟庵

東福寺三名橋のひとつ「偃月橋(えんげつきょう)」を渡ったところにある

橋を渡って正面が龍吟庵、右手が即宗院



龍吟庵は東福寺第三世住持・無関普門(むかんふもん)の住居跡
係りの方が案内してくれた

方丈(僧侶の住居)は室町時代初期のもので、
応仁の乱の戦火を免れた現存最古の方丈建築で国宝


方丈入口の「龍吟庵」の文字は、あの足利義満が書いたもの
パンフレットの文字も、この額の文字が使われている

・・・残念ながら建物の撮影はできません・・・

方丈を囲むように東西南に3つの枯山水庭園
東福寺方丈庭園と同じく、重森三玲の作品で、昭和39年のもの


方丈正面の南庭「無の庭」

白砂敷のみの庭

この何もないことがとても大事
と説明される

右手の竹垣は稲妻を表し、
次の西庭へとつながっていく



西庭(龍の庭)

南庭とうって変わって、ダイナミックな動きを感じる庭

龍が雲の中を昇っていく様子。龍の頭や体の一部が石で表現されている

こちらの庭の右手には、渦巻きを表した竹垣が


ぐるっと回って東庭「不離の庭」

珍しい赤石の枯山水

大明国師(無関普門)が幼少の頃、
熱病にかかり山へ捨てられた

そのとき、二頭の犬が狼から国師を守った
との故事を表してる


こちらの庭の竹垣は山を表している


龍吟庵からの帰り、偃月橋を撮影

北政所来庵の際、架けられた橋

橋を渡られる姿が想像できそうな

とっても風情のある橋


通天橋、臥雲橋、偃月橋

この橋が一番好き