東福寺涅槃図公開を見に行った日、
特別公開されてた塔頭の 龍吟庵 に立ち寄りました
東福寺境内の東端にある 龍吟庵
東福寺三名橋のひとつ「偃月橋(えんげつきょう)」を渡ったところにある
橋を渡って正面が龍吟庵、右手が即宗院
龍吟庵は東福寺第三世住持・無関普門(むかんふもん)の住居跡
係りの方が案内してくれた
方丈(僧侶の住居)は室町時代初期のもので、
応仁の乱の戦火を免れた現存最古の方丈建築で国宝
方丈入口の「龍吟庵」の文字は、あの足利義満が書いたもの
パンフレットの文字も、この額の文字が使われている
・・・残念ながら建物の撮影はできません・・・
方丈を囲むように東西南に3つの枯山水庭園
東福寺方丈庭園と同じく、重森三玲の作品で、昭和39年のもの
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方丈正面の南庭「無の庭」
白砂敷のみの庭
この何もないことがとても大事
と説明される
右手の竹垣は稲妻を表し、
次の西庭へとつながっていく |
西庭(龍の庭)
南庭とうって変わって、ダイナミックな動きを感じる庭
龍が雲の中を昇っていく様子。龍の頭や体の一部が石で表現されている
こちらの庭の右手には、渦巻きを表した竹垣が
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ぐるっと回って東庭「不離の庭」
珍しい赤石の枯山水
大明国師(無関普門)が幼少の頃、
熱病にかかり山へ捨てられた
そのとき、二頭の犬が狼から国師を守った
との故事を表してる
こちらの庭の竹垣は山を表している |
龍吟庵からの帰り、偃月橋を撮影
北政所来庵の際、架けられた橋
橋を渡られる姿が想像できそうな
とっても風情のある橋
通天橋、臥雲橋、偃月橋
この橋が一番好き |
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