毎月の京都検定講習会
日時:2007年1月 10:00~12:00
場所:京都商工会議所
講師:儀式作法研究会代表 岩上力(いわがみつとむ)先生
2007年はじめての講習会です。今月のテーマは「神との縁を結ぶ初春の礼儀」
◆「正月3が日」はいつまで? ⇒ 1月1日のみ 年の始め、月の始め、日の始めで、もともと1月1日のみを言う
鯛は3が日は箸をつけない、は1月1日のこと
お正月つながりで…
◆12月13日は何の日? ⇒ 事始め(この日からお正月の準備を始める) 京都では本来、この日からお歳暮を贈り始め、喪中ハガキも送り始める
◆お雑煮を食べる前に、まず飲むのは? ⇒ 皇服茶(おおぶくちゃ) 皇服茶は結び昆布と小粒梅を入れた煎茶
お雑煮は白味噌で、頭芋(かしらいも)が入ってる
頭芋=小芋の大きいやつで、げんこつくらいある
「頭を取る」ようにと、大きいのがいいようです 男子のみに入ったり、当主のみっておうちもあるようです
◆お雑煮やお煮しめをいただく 柳箸(やなぎばし) 両端が削られてるのは、一方の端を人が使い、もう一方を神様が使うとされ、 神様と一緒に食事をすることで、ご加護を受けるという
◆京都の鏡開きはいつ? ⇒ 1月4日
◆京都ではしめ縄はいつまで飾る? ⇒ 1月15日(しめの内)
◇◇今月の京菓子◇◇

鼓月の「はなびら餅」
京都の正月を代表する伝統菓子のひとつ まるい白餅に、紅の菱餅と味噌餡を置き、甘煮にしたごぼうを置き、半円状に折ったもの
茶の湯の初釜(裏千家)のお菓子になる前は、宮中の正月の行事食

左右横に少し出っぱってるのが、ごぼうの甘煮 なんとも、不思議で、やさしくて、おいしいお餅でした
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