京都検定講習会レポート

京を旅する

京いろいろ


毎月の京都検定講習会


日時:2007年2月 10:00~12:00
場所:京都商工会議所

講師:儀式作法研究会代表 岩上力(いわがみつとむ)先生


2007年 如月コース レポート

今月のテーマは「雪月花から知る京の感性」


「如月」:月の如し

月は再生を繰り返す 「再生」は京の感性を理解するひとつのキーワード

きさらぎ には 「衣更着」「来更来」「気更気」 という字もある


◆2月の豆知識◆

節分豆まき
 節分は元々 立春、立夏、立秋、立冬の前日をさしますが、
 現在では一般的に冬と春を分ける立春の前日を「節分」と呼んでいる

 豆まきは、昔は豆を打つと言い、
 京都では「聞鼻」(かぐばな)、「掻撫」(かいなで)という2匹の鬼をやっつけるために 豆をまく


厄除け
 厄年の人への贈り物は、のし付き赤白の水引、「厄除 御祝」と書く

 厄除け祝い:長いものを贈る

  火箸と十能(火箸で厄を拾い、十能‐じゅうのう‐に入れて捨てる)、番傘などを贈る


初午大祭
 2月最初の午の日、伏見稲荷大社で執り行われるお祭り

 参拝した人は、布袋さんの「伏見人形」を買い求める
 伏見人形は伏見稲荷の土で作った土人形。家でお祀りする。

 伏見人形にはいろんな種類があり、
 「饅頭喰い人形」(饅頭を半分に割って両手に持っている)などもある



◇◇今月の京菓子◇◇
宝玉堂「小ギツネ」宝玉堂「小ギツネ」

宝玉堂のせんべい「小ギツネ

「キツネ面」と呼ばれるこのお菓子は、初午大祭や節分にちなみ茶席でとりあわせる干菓子
白味噌入りで、香ばしいにおいと食べ覚えのある甘み。。。

昔よく食べた、飴の味がする・・・丸くて琥珀色の・・・

すごくやさしくて、深い味のする、おいしいせんべいでした。少々食べにくいですが