京都検定講習会レポート

京を旅する

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六波羅蜜寺(ろくはらみつじ) ~祇園・八坂・清水坂エリア~


・真言宗智山(ちさん)派
・山号:補陀洛山(ふだらくさん)
・本尊:十一面観音


京都市東山区五条通大和大路上ル轆轤町81-1
TEL 075-561-6980
HP http://rokuhara.or.jp/


<<memo>>
・空也が鴨川東岸で一堂を建て、西光寺としたのに始まる。
・空也は阿弥陀聖・市聖(いちのひじり)と呼ばれる
・正月の皇服茶(おうぶくちゃ)、8月の万灯会(まんとうえ)、12月の空也踊躍(ゆやく)念仏が有名
・本尊の国宝十一面観音像は空也の自刻
・口から6体の阿弥陀仏が現れた空也上人立像(重文)は運慶の四男、康勝作
・平清盛像、運慶坐像、湛慶坐像ともに重文
・西国三十三所観音霊場 17番札所
・都七福神まいり(弁財天)




2008年1月参拝

京都・東山区、建仁寺の近くにある 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)

1月1日~3日まで、皇服茶(おうぶくちゃ)がいただけるので行ってきました

皇服茶については、毎月の京都検定講習会でも出てきました!

京都では大晦日に八坂神社から持ち帰った「おけら火」でお湯を沸かし、
結び昆布・梅を入れて飲む慣わしがあるそうです(大福茶)
そのルーツが六波羅蜜寺の皇服茶(おうぶくちゃ)。いただくのは初めて



六波羅蜜寺は醍醐天皇第二皇子空也上人により開創

本尊は空也上人自刻の十一面観音像(秘仏)

皇福茶は疫病が流行した際、空也上人がお茶をふるまったことに始まる
また、村上天皇も服したことからこの名前が付いたそうです

弁財天吉祥初稲穂がいただけました

1家族1つ。無料

六波羅蜜寺の赤いお札をつけてもらえます

宝船や瓢箪など、

オプションで付けることができます(有料)

お目当ての皇福茶 300円

最後にこんぶと小梅もいただきます

小梅の種は、持ち帰ります


招福息災

お守りのお札付き

空也上人立像(重要文化財)は宝物館に

口から飛び出した6体の阿弥陀仏は

「南無阿弥陀仏」をあらわしています

教科書で見た記憶が・・・

他に 平清盛座像、運慶・快慶座像

どの像も、何か語りかけてくるものがあり、
見ごたえがありました

入館料 500円

一願石

願いをこめて・・・

円形の石に書かれた金文字を

手前に3回まわしましょう

六波羅蜜寺は

都七福神まいりのひとつ(弁財天)


銭洗い弁天さんもありました

お金を洗って持ち帰る

・・・貯まりますように!

そんなに広くない境内ですが、見どころが多く、そして、ご利益も多い
また、ここ六波羅は源平盛衰の史跡の中心でもあります(境内に平清盛公塚がありました)

尚、秘仏の本尊・十一面観音像(国宝)は2007年の秋と2008年の春、ご開帳されました

西国三十三所観音霊場17番札所