京都検定講習会レポート

京を旅する

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泉涌寺(せんにゅうじ) ~東山七条エリア~


・真言宗泉涌寺派 総本山
・山号:東山(とうせん)
・本尊:釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩の三尊


京都市東山区泉涌寺山内町27
TEL 075-561-1551
HP http://www.mitera.org/


>> 京都検定現地講習会 ~泉涌寺・即成院~ レポート

<<memo>>
・皇室との関わりが深く、御寺(みてら)と呼ばれる
・聖(しょう)観音像(重要文化財) 楊貴妃観音堂に安置される。通称、楊貴妃観音。
 洛陽三十三ヶ所観音霊場第20番札所
・「泉涌寺勧縁疎(かんえんそ)」(国宝)
・泉山(せんざん)七福神めぐり:毎年成人の日に行われる。山内塔頭に祀られた七福神をめぐる。
・仏殿の鏡天井「龍図」、裏堂壁の「白衣観音像」は狩野探幽筆




2008年3月参拝

東福寺の大涅槃図を観たあと、泉涌寺(せんにゅうじ)へ向かいました

最寄り駅はどちらも「東福寺駅」。歩いてはしごできます


泉涌寺は天皇家との関係が深く、御寺(みてら)と呼ばれています



泉涌寺仏殿

大門をくぐり、坂を下っていく


さて、泉涌寺も東福寺と同じく、3月14日~16日の3日間、涅槃会が行われます

大涅槃図は仏殿に。こちらの涅槃図は日本最大とのこと。。


一歩仏殿に入ると!! わぁ・・・大きい! とにかく大きい!

絵はあまりの大きさに正面に吊るし切れず、

上は天井からはじまり、壁で折り曲がって正面に降り、更に下は巻いてあった

中央に丁度お釈迦さまの横たわる姿が見えるけど、動物達は下のほうで巻かれてる

絵の幅7.3メートル、縦15メートル。重さ150キロ


毎年絵を掲げる作業が大変だと、学術員の方が言ってたなぁ。。

ちなみに真ん中のいらっしゃるお釈迦さまは2.9メートル、その他の人物も等身大だそうです


大涅槃図を観たのはこの日が初めて。

東福寺で大きさにびっくりしたけど、泉涌寺のは、更に度肝を抜く大きさ

東福寺→泉涌寺ルートにして正解かも 大きさを2度味わえる


大涅槃図を満喫し、お腹がかなり空いてきた

時間の都合でお昼をまだ食べてない

境内を歩いてると・・・ラッキー♪




目は「そば席 300円」の一点に集中(笑) 泉涌寺本坊前


午前中にお客さんが殺到したらしく、もうお揚げさんがないからと 200円にしてくれた♪

本坊横の御座所、庭園も特別拝観できました(有料)

楊貴妃観音堂の横にある心照殿(宝物館)

涅槃図の特別講演が始まるところ

せっかくなので、聞いていくことに


■■ 「涅槃会」特別文化講座 泉涌寺旧蔵の涅槃図について ■■

絵の下方中央に「泉涌寺」と描かれた旧蔵の涅槃図が、大阪府太子町の叡福寺で見つかった

涅槃前後の物語が描かれた、大変貴重な涅槃図だそうです

涅槃図の意味、見方など、丁寧に教えていただけて、かなりラッキー


それから・・・宝物殿に特別展示されてた泉涌寺蔵の涅槃図(仏殿の大涅槃図とは別のもの)

なんと、この涅槃図の中に、ネコがいました!

まさか・・・東福寺の涅槃図だけじゃなかったの!?


涅槃会と言えば、ハナクソ

花御供や花供曾って書かれるこのお菓子

すごく興味があった

もともとは花供御(はなくご)

  いつの間にかあのハナクソに

黒砂糖のお菓子と思ってたら

おいしいおかきでした 400円