世界文化遺産の上賀茂神社。 世界遺産たる所以は、平安時代の姿を今に伝えているところにあります
上賀茂神社、一の鳥居より。イメージしてたより広々~としてる。
鳥居を見上げると、しめ縄の編み方が変わってる!上賀茂神社独特の形
一の鳥居をくぐると、表参道の両手に意外にも広々とした芝生広場
右手に有名な紅しだれ、御所桜
左手(西側)の芝生は馬場で、賀茂競馬(かもくらべうま)の舞台
更に進むと左手には、神馬「しんめちゃん」こと神山号の神馬舎
しんめちゃんに会えるのは、お祭りの日と日曜日

二の鳥居をくぐると、目に飛び込む2つの円錐形
これが、4時間かかって作られるという、立砂(たてずな)!
神様が降りてこられる場所だそうです
立砂の後ろの細殿は、格式の高い建物で、天井は「折り上げ格天井(おりあげごうてんじょう)」
「折り上げ格天井」については、【現地講習会】二条城のレポートで

こちらがご本殿(正しくは、こちらの奥側)
今回は特別拝観でこの中へ!
特別拝観は3年前から連日実施され、所要約30分、500円
まずは上賀茂神社にまつわる神話を聞き、お祓いを受け、本殿へ
とっても貴重な体験ができるので、是非拝観をおすすめします!
特別拝観の様子を少し…
神代の昔、本殿から約2キロの神山(こうやま)に神様がいらっしゃり、
その神様をお迎えするために立砂が作られたこと。
ご祭神、賀茂別雷大神(かもわけいかずちのおおかみ)の神話
本殿と並び、全く同じ造りの権殿(ごんでん)が存在する
神様はふつう、本殿にいらっしゃるが、本殿に万一のことがあった場合、
権殿に移られる。
平成27年の「式年遷宮」では、檜皮葺の屋根が全て葺き替えられることに
この際、神様は権殿に移られる
そのほか、狛犬の後ろ、本殿の入り口に描かれた影狛のお話なんかも、
とっても興味深いものでした
上賀茂神社、絵馬いろいろ♪
セミも鳴き、暑い1日だったけど、
境内を流れる ならの小川は、涼しげで癒されました
今回、上賀茂神社の本殿中に入って、感じたこと
松尾大社の本殿に似てる!
それもそのはず。松尾大社のご祭神、大山咋神(おおやまくいのかみ)は
上賀茂神社の祭神、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)のお父様
両方の神社の共通点を探すのも、なかなか楽しいかもです
松尾大社、本殿特別公開の様子はこちら
追:上賀茂神社は、電気の守り神、航空安全のご利益もあります
■BOOK MEMO■
上賀茂神社の特別拝観。こちらの本がとても参考になりました
→『世界遺産の京都本』
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