8月7~10日 |
五条坂陶器祭 |
五条坂一帯 |
京の夏の風物詩。全国最大規模約500店出店の陶器市。大正9年五条坂の陶器屋が、六道珍皇寺のお精霊さん迎え、大谷本廟(西大谷)へ墓参りに行く人々に、一級品として出せないものを陶器市として売り出したのが始まり。 |
8月7~10日 |
六道まいり |
珍皇寺 |
先祖の霊をお迎えする、いわゆる『六道まいり』。境内の参道で高野槙を求め、本堂で水塔婆に先祖の戒名を僧侶に書いていただき、迎え鐘を撞く。 地蔵尊室前で備え付けの槙の葉で水塔婆に水をかけて供養する水回向(みずえこう)を行うと、求めた槙の葉に乗って先祖の霊が家に帰るといわれている。 |
8月8から10日、16日 |
六波羅蜜寺万灯会 |
六波羅蜜寺 |
開白(かいびゃく)法要・大万灯点灯法要・送り万灯点灯法要がある。数多くの灯明を人形文字「大」の形に点灯し、先祖の精霊を迎え七難即滅・七福即正を祈願。火の要心の護符が授けられる。万燈会によって迎えられた精霊は、16日の大文字の送り火によって送られる。 |
8月9~16日 |
壬生寺うら盆会 |
壬生寺 |
9、10日は迎え火、16日には送り火の行事が営まれ期間中連日、万灯会がある。9日は壬生六斎念仏、16日は中堂寺六斎念仏が奉納される。 |
8月14~16日 |
東大谷万灯会 |
東大谷 |
大谷祖廟(東大谷)および大谷墓地へ夜間の墓参ができるよう、万灯を奉納する。夕暮れとともに献灯された約一万の提灯に火がともされる。 |
8月15日 |
花背の松上げ |
花背八枡 |
愛宕山への献火行事。河原の一角に地松を立てて中央には高さ約20mの檜丸太の先端に笠をとりつけた灯籠木(とろぎ)を立て、あげ松という手松明を投げ火を点ける。最後に灯籠木が倒される瞬間は迫力満点。 |
8月15~16日 |
松ヶ崎題目踊り |
涌泉寺 |
太鼓に合せて独特の節回しでお題目を唱え、団扇を上下に回転させたりして踊る。徳治2年(1307)に村人が多数天台宗から法華宗に改宗、住職が喜び法華題目を唱え、村人も一緒にお題目を唱えて喜び踊ったことに始まる。 |
8月16日 |
精霊送り万灯流し |
徳林寺 |
嵐山大堰川の中ノ島公園で法要が行われた後、供養の名を記した紙灯籠に火を点じ、川に浮かべる。 |
8月16日 |
五山の送り火 |
大文字山ほか |
京都の夏を代表する盂蘭盆会の行事。室町時代以降に起こったといわれる。起源については諸説ある。午後8時に大文字山の大の字から、妙法、船形、左大文字、鳥居形と順に西へ点火される。 |
8月22~23日 |
京の六地蔵めぐり |
市内六寺 |
旧街道の入口に地蔵菩薩を安置した六寺を巡る。六地蔵(大善寺)、上鳥羽(浄禅寺)、桂(地蔵寺)、常盤(源光寺)、鞍馬口(上善寺)、四ノ宮(徳林庵)。6色のお札をいただく。22日に浄禅寺では「鉦講(かねこう)」、地蔵寺・上善寺では六斎念仏が行われる。 |
8月23~24日 |
千灯供養 |
化野念仏寺 |
境内の西院の河原にまつられている数千体の無縁仏にろうそくを灯し、供養する地蔵盆の行事。独特の節まわしの回向(えこう)が流れる中、幽玄な雰囲気が漂う。五山の送り火、万灯流しと並ぶお盆の風物詩。 |
8月24日 |
雲ヶ畑の松上げ |
雲ヶ畑 |
愛宕山への献火として行われる。約4m四方の櫓を組んで松明を文字の形に取付け点火。文字は毎年異なり、点火まで秘密。 |
8月24日 |
広河原の松上げ盆踊 |
広河原下之町
観音堂 |
花背、雲ヶ畑と同じく愛宕山への献火として行われる火祭りで、火災予防、豊作などが祈願される。松上げの後、奉納される「やっさ踊り、ヤッサコサイ」は、古い盆踊りの形態を今に伝える。 |
8月24日に近い日曜 |
久多花笠踊 |
志古淵神社 |
室町時代から続く風流花笠踊。毎年14日に盆行事の施餓鬼を終えてから花宿と呼ばれる家で花笠を制作。当日、花宿の床に、志古淵社、上の宮社、大川社の軸を掲げて灯りを花笠灯籠に移し、3つの神社を巡りながら踊りを奉納する。 |
8月25日 |
吉祥院六斎念仏 |
吉祥院天満宮 |
夏期大祭に六斎念仏が奉納される。鉦(かね)や笛に合わせて太鼓の曲打ちや獅子舞を演じる。吉祥院の子供たちに絶大な人気があり、境内には露店が並び賑わう。4月25日の春祭りにも行われる。国の無形民俗文化財 |